同じ人の肌でも、2月と8月では状態がまったく異なります。気温、湿度、紫外線量、室内の乾燥度。これらの変化に対して、年間を通じて同じスキンケアを続けることは、季節の変化を無視することです。Visage Bloomが2023年に発表したシーズナル・スキンケア・カリキュラムは、この「季節ごとの設計」を体系化したものです。

春:角質の再起動

冬の間に蓄積した古い角質を、春に穏やかに除去することが最初の課題です。この時期に使う素材は、酵素系の角質ケア(パパイヤ酵素など)と、ローズヒップオイル(チリ産)の組み合わせが基本です。強い酸系ピーリングは、春の不安定な肌には刺激が強すぎることが多い。

夏:鎮静と遮断

夏のケアの優先順位は、鎮静と紫外線からの遮断です。素材の選択は水性中心になります。アロエベラゲル、ネロリウォーター(チュニジア産)、ラベンダー精油の3素材が夏の基本セットです。油性素材は最小限に抑え、Tゾーンへの使用は避けます。

秋:角質準備と保湿の移行

8月末から9月にかけて、肌は夏の疲れを蓄積しています。この時期に、冬の保湿ケアへの移行を準備します。ローズヒップオイルを少量ずつ取り入れ始め、角質層の水分保持力を高めます。秋は、素材の量を増やすのではなく、素材の質を変える季節です。

冬:保護と修復

冬は、角質層の水分蒸発を防ぐことが最優先です。シアバター(ガーナ産)とホホバオイル(アリゾナ産)の組み合わせが、Visage Bloomの冬の基本素材です。室内暖房による乾燥は、屋外の寒さよりも肌への影響が大きい場合があります。加湿器の使用と、夜のケアの順序の見直しを同時に行います。

季節ごとの設計を体系的に学びたい方には、シーズナル・スキンケア集中コース(全8回)をご案内しています。コースの全一覧からご確認ください。